めくって発見!ことばとこころが育つあそび。(子どもの発達コラム)

「これ、何かな?」
小さなフタをめくると、そこには見たことのある“のりもの”たち。
子どもたちはワクワクした表情で、見つけた名前を口にします。
「でんしゃ!」「ぱとかー!」
その瞬間、ことばが“意味をもったもの”として心に刻まれていくのです。
なぜ、「めくる」+「名前を知る」が大事なの?
めくるという行動は、“知りたい”という気持ちのあらわれ。
そして、その中にあるイラストや写真に出会うことで、子どもは「これは◯◯」という名前と対象の結びつきを少しずつ理解していきます。
「でんしゃって、これなんだ!」
「ぱとかーって、サイレンがついてるね」
といった、具体と名称がリンクする経験が、語彙を自然に育ててくれます。
教室での取り組み
私たちの教室では、「めくる→見つける→言う」という自然な流れの中で、ことばの力を育てています。
写真の教材では、
- でんしゃ
- ぱとかー
といった身近な乗り物をテーマに、子どもたちが楽しみながら語彙を広げられるようにしています。
「これはなに?」と聞くと、「ぱとかー!」と自信たっぷりに答える姿も。
ことばを覚えることが、“嬉しいこと・楽しいこと”と感じられるよう、遊びの中に工夫を取り入れています。
一人ひとりの「気づきと言葉」を大切に
ことばの習得は、単なる“暗記”ではなく、気づきと感情のともなった体験の積み重ね。
その意味で、「めくって見つけて、名前を言う」というあそびは、幼児期にとって非常に有効な働きかけです。
- 好奇心から始まり
- 発見して喜び
- ことばで伝えて満足する
そんなサイクルの中で、子どもたちの語彙は少しずつ豊かになっていきます。
名前を知ることは、世界を知ること。
「これはでんしゃ」「これはぱとかー」
たったそれだけの一言が、子どもたちの世界をひとまわり広げてくれます。
私たちは、そんな小さな一歩を、これからも大切に育んでいきたいと思います。
